メッシュWi-FiとWi-Fi6どちらにする?

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自宅のWi-Fi環境を新しくしようと思い、最近のWi-Fi事情を調べてみました。そして新たにメッシュWi-Fiを導入する事にしました。検討されている方もいらっしゃると思うので、少しでも参考になればと思います。

2020年3月現在、新しく家庭用のWi-Fiルーターを選ぼうと調べてみたところ最新のWi-Fi用語で「Wi-Fi 6」とか「メッシュWi-Fi」なるものが目に飛び込んできました。正直今までの知識では、ルーターの電波の種類で11nとか11acとかが限界だったので、大分進化していました。現在使用中の11ac対応のルーターでも普通に使っている分には、あまり問題なかったのでこの環境でやってきましたが、少しずつ家族からWi-Fiが繋がらないという声を聞くようになりました。原因は分かっています。家族全員が在宅時にそれぞれがスマホやゲーム、YouTubeなどを見たり、またAIスピーカーをいくつか繋げていたりして、結構電波利用が混んできたからなのです。

現在の通信環境

まず、家は普通の2階建ての一軒家です。通信環境の現状として回線はドコモ光を契約。外から引き込んだ光ファイバーのモデム兼光ルーターは1階の玄関に置いてあります。そこから1、2階の各部屋に有線でLANケーブルを引いています。

そして1階の自分の書斎にバッファローの旧モデル(8〜9年くらい経つかも?)のルーターを1台。2階のリビングに3〜4年前に買った新しい方のルーター(こちらも揃えてバッファロー)が1台。あと、1階の子供部屋には無線LAN中継機(もちろんバッファロー)を1台という感じの3台態勢です。

 

我が家は5人家族で暮らしています。Wi-Fiのデジタル機器の現在の使用状況として、2階リビングでは、まず私と妻と長男がそれぞれスマホを利用。そして長男と次男は任天堂Switchと任天堂3DSを使って、YouTubeを見ながらフォートナイト夜行や行動などのネットゲーム。娘がiPadでYouTubeを視聴。TVも観ますが、TVでAmazonプライムビデオを視聴しながら、ノートPCでネット通販とかブログを見たりとかしています。あと、ネットに常時接続のAIスピーカーのLINEクローバーとAmazonアレクサがあったりします。

更に1階の子供部屋には無線LAN中継機がありますが、ベネッセのこどもチャレンジタッチのタブレットを利用したり、書斎にノートPCとタブレット、そしてAmazonエコードットなどこちらも色々と使っています。

要するにWi-Fiが超混雑している状態なのです。

これが夕飯時になり、電子レンジを使いだすと子供のやっているフォートナイトが止まってしまい、敵にやられてしまったとブーブー言われます。チャレンジタッチもネット回線確認してくださいの画面が出て出来ない、と言われます。

と言う訳で、何とかしたいので、今どきのWi-Fi環境を調べて買い替えることにしました。

メッシュWi-FiとWi-Fi 6 の違い

では、メッシュWi-FiWi-Fi 6はそれぞれどんなもので、どちらが自分の使用環境に適しているんでしょうか?

メッシュWi-Fiとは?

簡単に言うと、メッシュWi-Fiとはメッシュ状にWi-Fiの電波が張り巡らされている状態で、家じゅう何処でも電波が拾いやすい状態です。しかも同一回線というか、同じ電波で広域に張り巡らされています。(ここが重要!)

今までもルーターが2機と中継機を使っていましたが、それだと電波の届かない範囲になると切り替わるので、最弱の電波でも拾えているとその弱い電波の環境のままつながっているのです。だから部屋を移動するといちいち電波を拾直さないと(Wi-Fiをつなぎ直さないと)遅くなってしまったりで、使い勝手が悪かったのです。

さらにデュアルバンド(2チャンネル)とトライバンド(3チャンネル)の製品があるようです。一度買うとそうそう取り替える事もないので、今回はトライバンド(3チャンネル)の製品を選びました。5GHz+5GHz+2.4GHzです。(5GHzはとても速いが遠くまで電波が届きにくい、2.4GHzは5GHzと比べると遅いが、電波が遠くまで届きやすい性質があるそうです。)

チャンネル数が多いほうが、トラフィック(パケットの交通量)が多くなるので、渋滞しないで速い速度の通信を体感できます。

Wi-Fi 6 とは?

一方Wi-Fi 6 は、新しい無線LAN規格で、11axとも言われます。現在の11acの次の世代の規格です。もっと詳しく言うと、今まではIEEE802.11ac(アイトリプルイーと読む)という規格でした。その前もIEEE802.11nなどの名前がついていましたが、段々と新しい物が増えて行くにつれて世代を分かりやすくするために、ナンバリングする事にしたそうです。だから今回の第6世代目から始めたので、今までWi-Fi 5 など聞いたことがなくて、Wi-Fi 6からスタートしています。

では、それまでの11ac までの世代と比較してどう違うのでしょうか?

通信速度が早い!今までのものよりも4倍から10倍程度早くなるそうです。最大通信速度で比較すると、以下の通り。

IEEE802.11n     Wi-Fi 4に相当  600Mbps

IEEE802.11ac   Wi-Fi 5に相当  6.9Gbps

IEEE802.11ax    Wi-Fi 6に相当  9.6Gbps

多数同時接続に強い!

TWT(Target Wake Time)で省電力化

スマホの世界で言われている5Gみたいな感じでしょうかね。

但し、Wi-Fi 6の本当の恩恵を受けられるのは、Wi-Fi 6対応の端末だけなので、しばらくは対応端末が出揃うまで静観です。これも5Gと同じですね。一応Wi-Fi 6のルーターは、下位互換性があるので今までのWi-Fi環境の機材も使用できます。ただ、スピードは従来通りとなります。

では、今買うならどちらを選ぶべきか?

結論から言えば、メッシュWi-Fiを選ぶべきだと思います。

確かにWi-Fi 6は下位互換性もあるので先行投資としてこちらにしておく選択肢もありますが、今すぐのメリットがあまり無いです。また、数年経ってからWi-Fi 6の端末環境が整ったところで、今度はルーターの寿命になっているかも知れません。

だからこそ、繋がりやすい環境を作れるメッシュWi-Fiの方が、今すぐメリットを体感できますのでお勧めです。

今回購入したルーターを紹介

今回私が購入したルーターを紹介します。TP-Linkというメーカーから出ているトライバンドモデルの「Deco M9 Plus 2ユニット」です。867+867+400Mbps の3バンドで通信する為通信が高速で安定します。Wi-Fi5(11ac)ですがメッシュWi-Fiルーターです。

開封の儀

早速開封していきます。まずは箱の外観です。

開けていきます。

箱には同じものが2セット入っています。

下の段には電源ケーブルとLANケーブルと超簡単な多言語取扱説明書が入っていました。

 

設置編

1台目は1Fで、光モデムのすぐそばの玄関に設置しました。

2台目は2Fの階段を上がったそばの壁に設置。

※ちなみに壁掛け用のフックは付属していませんので、別で用意しなければなりません。

セットアップはスマホだけで簡単にできます。(逆にパソコンではセットアップできません。)

アプリをダウンロードして、ルーターをモデムに繋げたらあっという間に自動設定してくれました。

スピードテスト

それではルーター交換してどの位快適になったかを比較してみます。

場所は書斎です。どれも数回ずつ計測して大体同じ結果でした。交換前と交換後、それとおまけで4Gのスピードテストの結果を見てみます。

今までの家のWi-Fi環境

 

下り 29.4Mbps

上り 17.9Mbps

レイテンシ 9ミリ秒

インターネットの速度は高速です。

※深夜帯の比較的すいている時間です。(23:34)

Deco9設置後のWi-Fi環境

下り 272.9Mbps

上り 92.6Mbps

レイテンシ 3ミリ秒

インターネットの速度は非常に高速です。(上とほぼ同じ時刻です)

※念のため翌日(平日)の混んでいそうな時間帯の夕方にも計測してみました。↓

下り 55.0Mbps

上り 78.6Mbps

レイテンシ 6ミリ秒

インターネットの速度は非常に高速です。

深夜帯と比べると大分スピードが落ちますが、やはり早いですね。

 

 

docomo回線4G

下り 9.44Mbps

上り 7.10Mbps

レイテンシ 30ミリ秒

インターネットの速度は標準です。

4Gだとこんなものでしょうか?もう少し速くても良さそうですが。。。

次世代の5Gに期待したいところです。

まとめ

これからWi-Fi環境を整える方には、現状ではメッシュWi-Fiがお勧めです。

理想はWi-Fi6のメッシュWi-Fiを構築しておくことでしょうか。

自分の端末がWi-Fi6対応でない限り、今のところはメッシュWi-Fiにしておいたほうがメリットを享受できます。

メッシュWi-Fiでもデュアルバンドよりもトライバンドのほうが更に高速化が期待できますので、トライバンドのメッシュWi-Fiを導入されることをお勧めします。

新型コロナ対策で自宅でテレワークをされる方も増えていると思います。どれだけこの状況が続くのか不明ではありますが、少しでも快適な環境で仕事ができるように整えて、乗り切っていきましょう。

 

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